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九州造形短期大学デザイン科卒業 九州産業大学大学院芸術研究科デザイン専攻博士前期課程修了(芸術学修士)
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1 9 9 0 年
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アメリカ、テキサス州の大学で1年間の美術科ドローイングコースを受講。 |
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留学中にカリグラフィーの展覧会を偶然見て感動する。これがカリグラフィーを始めるきっかけとなった。 |
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帰国後東京でブックデザインの仕事に携わる。 |
1 9 9 4 年
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東京で初個展、および二人展を開催 |
1 9 9 8 年
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福岡市天神、ギャラリー風で個展“SPACE”を開催。 |
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以降福岡で個展「おしゃべりなアルファベットたち」
「和風アルファベットってなに?」、二人展「土の記号、水の記憶」「釈尊のことばと和のうつわ」、グループ展「こころが元気になるものたち」「同展2」
「木香庵(もっこあん)」展など年に二三度のペースで作品展を開催している。 |
2 0 0 0 年
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4月 |
アメリカ、サンフランシスコからトーマス・イングマイヤー氏(*1) を招いて、福岡初の海外講師によるワークショップを企画開催 |
11月 |
再びトーマス・イングマイヤー氏を招いて、ワークショップを企画開催 |
2 0 0 1 年
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4月 |
アメリカ、ニューヨークからアリス氏(*2) を招き、ワークショップを企画開催 |
11月 |
アイルランドからデニス・ブラウン氏(*3)
を招き、スライドレクチャーとワークショップを企画開催 |
2 0 0 2 年 |
5月 |
福岡市天神にスタヂオをオープン。九州地区のカリグラフィー愛好者のための拠点を確保するという念願を実現 --->スタヂオポンテ |
6月 |
福岡赤坂、山本文房堂ギャラリーにてグループ展「Silent Message」を開催 |
9月 |
春日市春日原、アートギャラリー珈琲珀にて作品展「地球の上のカリグラフィー」を開催 |
11月 |
アメリカからトーマス・イングマイヤー氏(*1)
を招き、ワークショップとスライド・レクチャーを企画開催 |
〃 |
福岡浄水通、アートギャラリーレコルテにてグループ展「Silent Message 2」を開催 |
2 0 0 3 年
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4月 |
東京都港区、青山学院女子短期大学にて個展企画展「いろ−墨−かたちの居場所」を開催 |
6月 |
福岡市立美術館にて“第1回スタヂオポンテ作品展”「Alphabet Art; 西洋カリグラフィーの過去と未来」を開催 |
7月 |
福岡市天神、ギャラリー風にて二人展「墨のかほりと土のしずく」を開催 |
12月 |
春日市春日原、アートギャラリー珈琲珀にて二人展「冬のおくりもの」を開催 |
2 0 0 4 年 |
1月
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福岡市天神、ギャラリー風にて抽象絵画企画展「流美会」に参加・出品 |
4月 |
アイルランドからデニス・ブラウン氏(*3)
を招き、スライドレクチャーとワークショップを企画開催
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5月 |
アメリカからトーマス・イングマイヤー氏(*1)
を招き、スライドレクチャーとワークショップを企画開催
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8月
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春日市春日原、アートギャラリー珈琲珀にてカリグラフィー・オブジェ展「自然のめぐみをいれる器」を開催 |
9月 |
福岡市立美術館にて“第2回スタヂオポンテ作品展” 「Passion of Letters; カリグラフィー-アルファベット-にできること」を開催 |
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福岡丸善ギャラリーにて“第1回スタヂオポンテ講師作品展”「写本の魅力と現代カリグラフィー」を開催 |
9-10月 |
福岡市薬院、たべものや らうらうにて企画展示「絵になるアルファベット」を開催 |
10月 |
NHK福岡放送局「情報ワイド福岡いちばん星」にて、野尻あかねアナを相手にカリグラフィーのワークショップシリーズを行う |
11月 |
福岡市天神、ギャラリー風にて二人展「布とアルファベットの舞踏」を開催 |
11・12月 |
イギリスからユーワン・クレイトン氏(*4)
を招き、ワークショップとスライド・レクチャーを企画開催 |
2 0 0 5 年 |
4月
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カナダからマーチン・ジャクソン氏(*5)
を招き、ワークショップとスライド・レクチャーを企画開催 |
5月
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広島市、ギャラリーSORAの広島カリグラファーによるグループ展「Expression」に出品 |
2 0 0 6 年 |
1月
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スタヂオの前の公園にある福岡県立美術館にて“第3回スタヂオポンテ作品展” 「Sound of Alphabet; 響くことば 響く文字」を開催 |
2月
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長崎市、コクラヤギャラリーにて“祝利恵子、初島さつき二人展” 「西洋の書道と鉛筆画の出会い」を開催 |
9月
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第7回アルファ・クラブ作品展「A BIRD'S EYE VIEW OF CALLIGRAPHY & LETTER ARTS カリグラフィーの鳥瞰図;文字の世界を見渡して」を福岡市立美術館で開催
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〃
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アルゼンチンからベティーナ・ナアブ氏(*6)
、フランスからクリステル・ルブレ氏(*7)
を招き、ワークショップとデモンストレーションを企画開催
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2 0 0 7 年 |
4月
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九州造形短期大学造形芸術学科の非常勤講師就任。日本の短期大学において初めてカリグラフィーの講義(演習)が設定された。
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7月
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英国サンダーランドにて開催された「カリグラフィーシンポジウム Writing 2007」ワークショップに参加
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〃
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ベルギーのブルージュで開催されたグループ展「East Writes West」に出展
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9月
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アイルランドからデニス・ブラウン氏(*3)
を招き、スライドレクチャーとワークショップを企画開催
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10月
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イタリア中部の中世都市アレッツォにて、モニカ・デンゴ氏(*8) とともにワークショップを企画開催 日本を始め、米国、欧州からカリグラファーが参加
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2 0 0 8 年 |
3月 |
アメリカからトーマス・イングマイヤー氏(*1) を招き、ワークショップを企画開催 4年ぶり。 |
4月
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九州造形短期大学造形芸術学科、カリグラフィーの講義(演習)が2コマに拡大される。 |
5月 |
福岡市桜坂のギャラリー、アンダンテ3にて“第2回スタヂオポンテ講師作品展”
「文字のゆくえ〜癒す文字、刺激する文字」を開催 |
11月 |
福岡市桜坂のギャラリー、アンダンテ3にて“第4回スタヂオポンテ作品展”
「Power of Alphabet〜アルファベットの持つ力」を開催 |
2 0 0 9 年 |
6月 |
福岡市天神、ギャラリー風にて個展「懐かしい未来」を開催
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8月 |
2年間の予定で、英国倫敦に拠点を移す
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〃 |
大英博物館の記事を皮切りに、ブログ Calligraphy on the Earth を開始する
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12月 |
日本ケルト協会15周年記念展(アクロス福岡国際交流広場にて開催)に出展
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2 0 1 0 年 |
4月 |
イギリスの由緒あるカリグラフィー団体 The Society of Scribes and Illuminators 主催の Advanced Training Scheme (ATS) に推薦され参加
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8月 |
アイルランドのアサイ(Athy)で開催されたグループ展 "PIECE WORK FRIENDS 2010" に出展
アイルランド政府認定アーティスト、ステーシア・ブレーク氏(*9)
が主催する、長崎、広島の被爆者鎮魂のための作品展にアイルランドおよびヨーロッパ在住の様々なジャンルのアーティストと共に参加
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9月 |
1994年『マリ・クレール』のカリグラフィー特集に作品が掲載されて以来、いくつものカリグラフィー団体が要請したものの、
現在まで来日を実現することがなかったアン・ヘックル氏(*10) 。
今や日本では伝説的なカリグラファーとなったそのアン・ヘックル氏にお願いすること十余年、ついに英国南西部のコッツウォルズ地方にあるカンファレンス・センター、アマダンにて日本人向けのワークショップを開催 北は北海道から南は鹿児島まで、全国各地からカリグラファーが参加
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10月 |
イタリア、ヴェネチアのコレール美術館で開催された展覧会 "The Poetic of Written Space / La Poetica dello Spazio Scritto: handwriting and calligraphy" に出展
コレール美術館 (Museo Correr)が所蔵する16世紀イタリアのイタリック・ハンドライティングの貴重な写本の展示とともに、
教育活動の一環として、ヨーロッパ在住のアーティストによる、現代のハンドライティング作品を展示した。
日本人として、日本語とローマン・アルファベットの手書き文字作品を出品
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11月
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カナダからマーチン・ジャクソン氏(*5)
を5年ぶりに招き、ワークショップを企画開催(於福岡市天神) |
〃
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アイルランドのポートレーシュ (Portlaoise) のデュナミーズ (Dunamaise) および St Mary's CBS(高校)にて、東洋と西洋のカリグラフィーのワークショップを開催 |
2 0 1 1 年 |
4月 |
North London Lettering Association (NLLA) のイブニングトークにて講演 “Eastern and Western Calligraphy: the differences and the commonalities”
および書道のデモンストレーションをする
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7月 |
ロンドン、ハムステッドのリビングストン・スタジオにて東日本大震災チャリティー作品展を開催
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〃 |
英国、サンダーランドで開催されたカリグラフィーカンファレンス "Symposium" に参加
サンダーランド大学にて「東洋と西洋カリグラフィーの違いと共通性について」の講演を行う
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8月 |
英国倫敦より無事帰国
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2 0 1 2 年 |
6月 |
アメリカからクリステン・ドティ氏を招いて、カリグラフィーWS「Colored Pencil & Calligraphy Technique Sampler Book - 色鉛筆とカリグラフィーのテクニックサンプルブック」と「Watercolor & Calligraphy Technique Sampler Book - 水彩画法とカリグラフィーのテクニックサンプルブック」を企画、スタヂオポンテにて開催
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10月 |
九州大学総合研究博物館にてスタヂオポンテ10周年記念作品展 part1「アルファベットがつなぐ時間(とき)」を開催
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11月 |
福岡市赤坂、アトリエ FLAT にてスタヂオポンテ10周年記念作品展 part2「Books by hand - 手で書く、手で綴じる」を開催
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2 0 1 3 年 |
3月 |
アメリカからトーマス・イングマイヤー氏(*1) を招き、ワークショップ
「Foundations of Calligraphy - カリグラフィーの基礎」を企画開催
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7月 |
英国からマーガレット・モーガン氏(*11) を招き、ワークショップ
「The Calligraphic Landscape - カリグラフィックな風景画」と「Painting Illuminated Letters - 装飾文字の描き方」を企画開催
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10月 |
福岡市天神、岩田屋にて「糸島の時間」関連イベントとして、ピアニストの河合拓始氏とコラボレーションライブライティングを行う
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2 0 1 4 年 |
5月 |
イタリア在住のモニカ・デンゴ氏(*8) とともにイタリア、サレント半島にあるオンタリオにてワークショップ
「UNIQUE AND IMPERFECT: Handwriting, an art of line and space - 個性的で不完全な手書き文字:ラインとスペースの芸術」を企画開催 読めることよりも、考えや感情を強調し、表現することを優先したジェスチュラル・カリグラフィーと西洋の視点から日本文化と芸術を理解するための講義と書道などのワークショップを行う
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9月 |
福岡市薬院、ぎゃらりー島津にて「ポケットの中の庭:初島さつき ハンドメイドブック展」を開催
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〃 |
福岡市天神、アクロス福岡交流ギャラリーにて日本ケルト協会主催「アイルランドの石の美術拓本展」のイベントとして「ケルト文字のカリグラフィー」ワークショップを行う
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2 0 1 5 年 |
5月 |
英国からジョン・ニールソン氏(*12) を招き、ワークショップ「Drawing letter - Roman Capital」と「Drawing Letter - Original letter」を企画開催
期間中、河野栄一氏(*13) によるレクチャー、ジョンによるスライドショーおよびレターカーヴィングのデモンストレーションを開催
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12月 |
九州大学総合研究博物館にて「文字の旅二千年──手書きアルファベットからデジタルフォントまで 第6回スタヂオポンテカリグラフィー作品展」を開催 (5-13)
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2 0 1 6 年 |
4月 |
九州産業大学芸術学部デザイン学科の非常勤講師就任。日本の大学において初めてカリグラフィーの講義(演習)が設定された
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5-6月 |
イタリア在住のモニカ・デンゴ氏(*8) とともに佐賀県唐津市の虹の松原ホテルにてワークショップ
「WABI SABI MOE, JAPAN 2016」を企画開催
「侘び、寂び、萌え」をキーワードに日本の書道や文化にどっぷり浸り学んだ上でそれを応用した作品を制作する創造的な九日間。
イタリアを始め、スペイン、アメリカ、カナダから16名が参加した (29-6)
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8月 |
ソウル市江南区新沙洞、日本料理レストラン Hakata September にてカリグラフィー&ブックバインディング展「Calligraphy Journey, ITOSHIMA ► ◄ SEOUL」を開催 (22-26)
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10月 |
札幌にてカリグラフィー・ワークショップを開催 (29-30)
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2 0 1 7 年 |
5月 |
「スタヂオポンテ15周年記念パーティー」を開催
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〃 |
テレビ西日本(TNC)の番組 "古きを継承し、新しきモノを生み出すクリエーターを紹介する"「美の鼓動・九州」に出演
video archive
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6-7月 |
福岡市、九州産業大学美術館にて、「美の鼓動・九州」クリエイター・アーカイブ vol.2 に出品 (6/17-7/30)
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6-7月 |
大丸藤井セントラル スカイホールにて「札幌カリグラフィー作品展」に招待出展 (6/27-7/2)
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11月 |
福岡市中央区赤坂 アトリエFLATにて「Piccolo−小さくて愛しいものたち 第7回スタヂオポンテカリグラフィー作品展」を開催 (19-26)
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2 0 1 8 年 |
5-6月 |
イタリア在住のモニカ・デンゴ氏(*8) とともにワークショップ「WABI SABI MOE, JAPAN 2018」を企画開催
「侘び、寂び、萌え」をキーワードに日本の書道や文化にどっぷり浸り、学んだ上でそれを応用した作品を制作する創造的な九日間。
福岡市天神のキッチン付きホテルに宿泊し、スタヂオポンテにてワークショップを開催。2016 年に続いて日本開催のパート2である。
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12月 |
福岡市博多区古門戸町のレイメイ藤井ギャラリーにて、第8回スタヂオポンテ作品展「切って、書いて、貼って展」を開催 (3-14)
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2 0 1 9 年 |
4-5月 |
博多マルイにて開催の「MJ展」会場にてカリグラフィーデモンストレーション
マイケルへのオマージュとして、彼にちなんだ言葉や歌詞などを様々なツールで書く。
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11月 |
イタリアのヴェネチアで開催された「East/West calligraphy」ワークショップに参加
アメリカ在住の Kaz Tanahashi(*14) こと棚橋和晃氏とモニカ・デンゴによる、文字通り東洋と西洋の書道に同時に触れられる珍しい形のワークショップ。2年に1度の開催で、Kazはこの時86歳。世界10カ国からの参加者と書道を通じての交流を楽しんだ。
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2 0 2 0 年 |
2月 |
愛媛県砥部市にて、イギリスのカリグラファーで陶芸家でもあるトム・ケンプ氏とワークショップの打ち合わせ
トムは同市のアーティストインレジデンスで1ヶ月滞在しながら、日本の陶芸技術を習得すると同時に、自身のカリグラフィーやSNSを使ってのセルフプロモーションなどを地元の陶芸家たちに教えるなど、交流を深めていたのが印象的だった。
4月に開催予定のTom KempのWSはコロナ禍で開催が延期となった。
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11月 |
25日〜29日 第9回スタヂオポンテカリグラフィー作品展「The meaning of handwriting–手書き文字の意味」を福岡市美術館にて開催
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2 0 2 1 年 |
11月 |
20日〜23日 『NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo 2021』に個人作家として出展
福岡市美術館エスプラナードにて、カリグラフィーとブックバインディング作品の展示販売、および、和綴じ製本ワークショップを開催
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2 0 2 2 年 |
9月 |
福岡市美術館にてスタヂオポンテ第10回作品展「Emotional Letters」を開催
期間中、Brody Neuenschwander プロデュースのカリグラフィーパフォーマンスA Brush with Silence≠行なう。
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2 0 2 3 年 |
5月 |
織田廣喜美術館にて企画展「NO FORM 無色展」が開催される。モニカ・デンゴと初島さつきの二人展
『般若心経』を西洋と東洋の異なる世界から解釈し、それぞれの書道で表現する。
日本の和紙、筆、墨の他、カリグラフィーのペンなど様々な素材やツールで文字、もしくはマークを使って形では表せない『心』や『無』の世界の表現に挑んだ
(20-28)
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〃 |
イタリア在住のモニカ・デンゴ氏(*8) とともにワークショップ「Mingei, An Art Retreat in Japan 2023」を企画開催
福岡県嘉麻市の宿泊施設カホアルペを貸し切り、日本の書道や文化にどっぷり浸り学んだ上でそれを応用した作品を制作する創造的な九日間。
イタリアを始め、アメリカ、ドイツ、日本から16名が参加した。2018 年に続いて日本開催のパート3である(20-28)
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10-12月 |
福岡女子大学100周年記念の一環として、スタヂオポンテのカリグラフィー作品展を開催
歴史的な11書体を同じテクストで書いた作品を並べて時代とともに移り変わった書体の変遷を見てもらう企画や学生が選んだテクストをポンテ会員が作品にするというコラボレーション作品12点やカリグラフィーツールとしての羽ペンなど様々なペン類と活字、14世紀〜16世紀写本の零葉、19世紀の手書きドキュメント、活版印刷などを展示する企画に加え、大学図書館では関連する写本や書籍、写本のファクシミリの展示も。2ヶ月間の展示のかたわら、トーク&デモンストレーションと体験レッスンを開催し、多くの学生と一般市民にカリグラフィーの魅力を伝えた。
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10月 |
福岡市美術館にて『NEWGRAPHY FUKUOKA ART BOOK EXPO2023』の関連イベント「和綴じ製本ワークショップ」の講師を務める
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11月 |
『NEWGRAPHY FUKUOKA ART BOOK EXPO2023』にスタヂオポンテとして出展
旧舞鶴中学校体育館でスタヂオポンテのメンバー有志数名と共にカリグラフィーの手書きカードや作品などを出展し好評を博す。
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2 0 2 4 年 |
5月 |
イタリア在住のモニカ・デンゴ氏(*8) とともにイタリア、トスカーナ地方にあるサンセポルクロのコンテンポラリーアートセンター«カゼルマルケオロジカ»にてワークショップ「BOOKS BY HAND」を企画開催(4-12, 18-26) ルネッサンスの中心部の街サンセポルクロにおいて、西洋のシンボルであるラテン文字と東洋のシンボルである表意文字をそれぞれの marks(痕跡) and shapes(軌道)と空白への配置という視覚的観点から、ルネッサンス的美学と日本的美学を探る旅をするワークショップを行う
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8月 |
糸島市の龍谷寺にて個展「The Art of Living」を開催(6-15)
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*1: |
トーマス・イングマイヤー Thomas Ingmire --------------
ws2000
ws2002
ws2004
1942年インディアナ州に生まれ、
カリフォルニア州立大学バークレイ校で Landscape Architecture の修士号、グラフィック・アートとファイン・アートの博士号を得る。
30歳の時にカリグラフィーと出会い、カリグラフィー界でもっとも尊敬されている人物のひとり、
Donald Jacksonのワークショップに参加したことを期にカリグラフィーにのめりこむ。のちにDavid
Howellsの現代的なスタイルと出会い魅了される。
博士課程の研究プロジェクトをこなしていく中で現代美術とカリグラフィーを組み合わせることを考えはじめ、それが現在の作風の基礎となった。
1977年、イギリスで由緒ある The Society of Scribes and Illuminators のフェローに選出される。
以来フリーのカリグラファーとしてアメリカ、カナダ、ヨーロッパを中心に世界中で活躍中。
2001年の9・11テロの後、“words for peace”プロジェクトを開始。世界中から集まった1000枚以上の平和のメッセージをアメリカおよび世界各地で展示している。
ホームページ:
Scriptorium St. Francis
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*2: |
アリス Alice --------------
ws2001 |
*3: |
デニス・ブラウン Denis Brown --------------
ws2001
ws2004
1968年アイルランド、ダブリン生まれ。彼の作品の根幹には「ケルズの書」をはじめとする古代の伝統的な写本の存在があり、
10代前半からそれらの深い影響を受けている。ロンドンのローハンプトン大学では厳格で伝統的なカリグラフィーの教育を受ける。
そこでの厳しい教育は彼のカリグラフィーの基礎を強固なものとし、後の斬新的な作品を生み出す素となっている。彼の作風は伝統的カリグラフィーよりいっそう広がりを見せ、
革新的な芸術となって表現の幅は留まるところを知らない。世界4カ国より受賞および作品の依頼を受け、国際的にレター・アート界
を牽引するアーティストとして認められている。
1988年、イギリスの由緒あるカリグラフィー団体 Society of Scribes and Illuminators
のフェローに選出される(当時最年少)。
それ以降、アメリカ、オーストラリア、カナダ、香港、シンガポール、日本、アイルランド、イギリス、オランダ、デンマーク、ドイツ、そしてイタリアのカリグラフィーグループより招待され、
カリグラフィーの指導にあたる。指導内容のレベルは初心者から、指導者クラスの経験者およびプロフェッショナルまでと広範囲に渡る。
ホームページ: Calligraphy and Fine Art by Denis Brown |
*4: |
ユーワン・クレイトン Ewan Clayton --------------
ws2004
1956年イギリス南部、エドワード・ジョンストンが住んでいたディッチリング(Ditchling)
の近くの村で生まれる。子供のころから、現代カリグラファーに多大な影響を与えたIrene Wellintonとの交流があった。Roehampton Instituteで
Ann Campに師事し、その後彼女のアシスタントを務める。4年間ベネディクト修道院で修道士として生活した経験もある。専門は中世史。ラテン語を解し、
写本の研究でスタン・ナイトと並ぶ第一人者でもある。現在Roehamptonで教授を務めるかたわらロンドンのSchool of Arts,
Design and Media Studies, University of Sunderland の非常勤講師としても活躍。Prince of Wales
のデッサンスタジオのアドバイザーも務め、夏季休暇の季節になると北米やヨーロッパ各地のワークショップに呼ばれ、文字通り飛び廻っている。
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*5: |
マーチン・ジャクソン Martin Jackson --------------
1939年イギリス、シェフィールド(Sheffield) に生れる。商業芸術の世界で生きていくことを目指し、デザイン会社で5年間働く。
その後1966年、カナダのバンクーバーに移住し、フリーのデザイナー兼カリグラファーとしてデザイン会社を経営する。
カナダで最も著名なカリグラファーとして1970年代より、カナダをはじめ、アメリカ、ヨーロッパで教育指導にあたる。
カナダを訪れた英国皇太子夫婦、ローマ法王からの仕事依頼(コミッション)や当時マイクロソフトCEOだったビル・ゲイツの結婚式、
ミレニアム・パーティーのすべてのカリグラフィーを担当した。
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*6: |
ベティーナ・ナアブ Betina Naab --------------
1972年、アルゼンチン、ブエノスアイレスに生れる。グラフィックデザイナーとして
働いていた時にアルゼンチンのカリグラファーで現在仕事のパートナーでもあるMaria Eugenia
Roballosによるカリグラフィーのコースを受講する。そして1999年にアメリカ、コネチカットで開催されたカリグラフィー世界大会に参加。その後
世界的に活躍するカリグラファー(Denis Brown, Monica Dengo,Thomas Ingmire, Peter Thornton, Gaynor Goffe, Stan Knight)のワークショップに参加。
2002年9月、「カリグラフィーの実用性」を証明するためロンドンのローハンプトン大学へ入学。Ewan
Claytonをはじめとするイギリスカリグラフィー界のベテラン講師からカリグラフィーの基本書体やブックバインディング、ドローイング、デザイン、さまざまなカリグラフィーのテクニックを学ぶ。
2003年に帰国した後、Maria Eugenia
Roballosと一緒にブエノスアイレスにカリグラフィースタジオを設立。カリグラフィーを教えるとともにカリグラフィーのコマーシャル的な側面と芸術的な側面を追及している。
主にデザインスタジオとデザイン・エージェントから注文を受けて、パッケージ、カタログ、本の表紙などのためのカリグラフィックなロゴや文字のデザインを手がけている。
結婚式の招待状のデザインや宛名、賞状、ラブレター、地図、展示場の装飾なども仕事の一部である。1999年にアルゼンチンのカリグラフィーグループのメンバーとなり、以来毎年カリグラフィー作品展を企画開催している。
また、いろいろな大学でのカリグラフィーの講演やイベントを通してラテンアメリカにカリグラフィーを促進する活動を行っている。
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*7: |
クリステル・ルブレ Christelle Reboullet
--------------
1978年、フランス、アビニョンに生れる。2003年ローハンプトン大学でカリグラフィーを学び帰国。
その前に、自分自身で7年間カリグラフィーを学んだ。フランスに戻ってからは、他のアーティストたちとのコラボレーションをするなど、グラフィックデザインの代理店や個人的な顧客の仕事を手がける。
自分でビジネスを立ち上げ、サイトを通じて手紙を送り、誕生日、結婚式の案内、メニュー、招待状、額装作品、ロゴなどさまざまな仕事を手がける。
カリグラフィーも教えている。いくつかの展覧会にカリグラフィー作品を出展して、カリグラフィーの可能性を探る試みを続けている。
特に色彩やテクスチャーに関心があるので、ローハンプトン時代学んだフォーマルなカリグラフィーから少しずつ離れていっている。
フランスのカリグラファーとはあまりコンタクトを取っていないが、その代わり多くの画家や彫刻家、写真家たちに会っている。
もっとも、Gottfried Pott、Brody Neuenschwanderといったベテランカリグラファーの元では学び続けている。
Christelle はカリグラフィーが人々の生活の一部となることを願っている。
そしてカリグラフィーで生計を立てられるようになるということは彼女にとってとても重要なことである。非常に個人的な依頼にも応じることができるユニークなカリグラフィーランプを開発した。
また手紙や絵画、ポスターとポストカードのシリーズを書いて、フランスやベルギー、スイスなどから多くの注文を受けている。 |
*8: |
モニカ・デンゴ
Monica Dengo
-------------- ホームページ: Corsi di calligrafia
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*9: |
ステーシア・ブレーク Stacia Blake
-------------- 1952年生まれ。アイルランド人。画家。アイルランド政府認定アーティスト。元歌手。
ホームページ: www.staciablake.com |
*10: |
アン・ヘックル Ann Hechle
-------------- 1939年、カルカッタに生まれる。1945年に家族とともにイギリスのSurrey州、ロンドンの南にある村へ戻る。13歳の時にカリグラフィーを始める。学校ではクラフトの選択教科の1つとして教えていた。Annはそこですっかりカリグラフィーの虜となってしまう。ペン先からインクが流れていく感じや、ペンが作りだすマークとの直接的なコンタクトをこよなく愛した。まるで魔法のようだと思った――そして今でもそう思っている。
学校を卒業した後、アンは3年間ロンドンのCentral School of Arts and Craftsでカリグラフィーを専門に学んだ(1958-60)。そこではドローイングとペインティング、そしてブック・バインディングも学んだ。またアンの人生にとって、とても深い意味のあるIrene Wellingtonが講師として教えており、出会う。その後、1984年に亡くなるまで彼女とアンの交流は続いた。
アートスクールを後にしてから、アンは小さな依頼作品の制作や、証明書などを書くことで生計を立てた。それに加えて、カリグラフィーとレタリングをロンドンのはずれにあるアートスクールで教えた。この期間は約7年で終わる。考古学的遺跡のあるイラク、イラン、トルコで発掘された遺物のスケッチをする仕事を受ける決断をし、アンは中東へと旅立った。この8年間をカリグラフィーと考古学に分けて過ごしたといえる。
1975年、アンはロンドンからバースに移る。そしてより真剣にアン自身のカリグラフィー作品と向き合い始めた。それ以来、アンはほとんど依頼作品を作ることをせず、多くの時間をさまざまなアイデアを探究するために費やすことにした。アイデアのためにはしばしばたくさんの研究をした。出来上がった作品自身ではなく、とても豊かなプロセスの成果が目的だった。そして、それらのアイデアの多くはアンが教える際のインスピレーションとなる。
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*11: |
マーガレット・モーガン Margaret Morgan
-------------- 英国在住のカリグラファー、レターアーティスト。
子供のころ学校でイタリック体を習い、カリグラフィーの魅力を知る。また、グラフィックやタイポグラフィーを学んだ経験が、ペン、ブラッシュ、レタリングの作品にも強く影響し、カリグラフィーの作品では、デザインとレイアウトは書くことと同様に重要だと考えている。
デザイナー・商業広告への手書き文字の提供、展覧会・販売用の作品制作、公私の託制作に携わる。ベルリンの国際カリグラフィー・アーカイヴに4作品が収蔵されている。
カリグラフィーと装飾挿絵に関する4冊の著書があり、金や文字の現代的な使い方に常に興味を持っている。英国・海外でワークショップを開催。2006年から毎夏開催している2日間のワークショップを始め、生徒の実験的なレタリングへのアプローチを促している。
2002年から Calligraphy & Lettering Arts Society の特別会員、2011年から Letter Exchange の正会員、2012年11月に、世界各地で活躍する他7人のプロのカリグラファーと共に、ドイツで一週間開催されたEuropa Scriptoriumに招待される。この目的は、今年250周年を迎えるドイツの小説家 Jan Paul のテキストをそれぞれの解釈で作品に制作し、バイロイトで開催される展覧会に展示するというものだった。2014年には、ドイツ・フランクフルトの近くで開催されるSchreibwerkstatt Klingsporに講師として招待されている。
ホームページ:Professional lettering and calligraphy artist Margaret Morgan ...
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*12: |
ジョン・ニールソンJohn Neilson
-------------- 英国ウェールズ在住のレター・カーヴァー。
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*13: |
河野英一 Eichi Kono
-------------- 英国在住のカリグラファー、レターアーティスト。
イギリス、ロンドン地下鉄のフォント、「ジョンストン・サン ズ」の改刻版「ニュージョンストン」を製作。その他、ブリティッシュテレコムの電話帳フォ ント製作など数多くのフォントやロゴデザインに携わる。ロンドン在住。 |
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棚橋和晃 Kaz Tanahashi
-------------- 1933年10月小倉に生まれる。その後東京に引っ越すも戦時中は岐阜に疎開。30代前半でアメリカに渡り、アメリカを拠点に禅に基づいた平和活動を世界中で開催。書道のワークショップやデモンストレーション、書や絵画の展覧会と講演会、オペラの作詞も手がける。作家活動もしており、禅と平和、書道に関する著書多数。
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