日本語では「書道」という意味の「カリグラフィー」。ヨーロッパで現代カリグラフィーが復活して100年余りが経ちますが、
その起源は古く、さらに二千年以上さかのぼることができます。しかし日本でカリグラフィーという言葉を耳にするようになったのは、
この30年くらい。まだ一般的に知られた分野ではありません。とはいえ、もともと書道が芸術として確立し、
美しい字を書くことが美徳とされる日本人の間に、カリグラフィーは自然に確実に根付いてきているように感じられます。
21世紀は日本が世界のカリグラフィーの中心になるかもしれません。
スタヂオポンテはカリグラフィーを真剣に学びたい人やカリグラフィーに興味がある人が、気軽に楽しく集える場所を提供したい、
という思いから生まれました。
スタヂオには、日本国内では入手が困難なカリグラフィーの専門書を含め、用具、作品集、実用書、その他芸術・デザイン関係の本、
各種テクニックや英語の箴言集などの資料をとり揃え、会員に公開します。なかなか手に入りにくいカリグラフィーに関する情報をできるだけ多く提供し、
それをきっかけに会員同士の交流をはかっていきたいと考えています。
芸術において「何よりの勉強は本物に触れること」とよく言われます。スタヂオ内にはおもに海外の著名なカリグラファーの作品を展示し、
会員の皆様の目の肥やしにしていただきます。スタヂオポンテの豊富なコレクションから、作品は定期的に入れ替えます。
スタヂオポンテのポンテ(PONTE)とはイタリア語で「橋」という意味です。日本と西洋のカリグラフィーの架け橋になれればと思います。