アルファ・クラブ 1998
"Words to Remember" 出展作品より
Calligraphy LIFE OR OBLIVION
イタリック、 Gouache, walnut ink, Silver leaf, 手作りの Folded pen, Mitchel nib

 「カリグラフィーは喜びと驚きを表現し,国や人々のかけ橋となります」

Roman capitals, Gouache, Walnut ink, 油性インク、水性インク、 Folded pen, Speedball nib

 「原子爆弾が落とされて53年。核の脅威はいまだになくなっていません」

*** テクスト訳 ***

『生か忘却か』

 <<原爆は威力として知られたか。人間的悲惨として知られたか>>と金井論説委員は 問いかける。そしてあきらかに,<<世界に知られているヒロシマ,ナガサキは, 原爆の威力についてであり,原爆の被害の人間的悲惨についてでは>>ない。・・・・・・
<<今,広島,長崎の被爆者が,その死亡者と生存者とを含めて心から願うことは, その原爆の威力についてではなく,その被災の人間的悲惨について,世界中の人に 周知徹底させることである>> 

---大江 健三郎『ヒロシマ・ノート』 

 
生か忘却か 
もはや人類と核兵器は共存できないところまできています。人類は広島,長崎の 被爆者の体験をわがものとしないかぎり滅びる以外ありません。
---1977年8月, 原水爆禁止世界大会でのアピールから

 
 

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